友人が作っている野菜の中で、僕の好きな野菜のひとつに『鷹峯(たかがみね)ネギ』がある。
京都のネギと言えば、青ネギの『九条ネギ』が全国的に有名かもしれないが、個人的には、白ネギの『鷹峯(たかがみね)ネギ』もごひいきだ。寒さが応えるこの季節には、この『鷹峯ネギ』がとても恋しくなる。
『鷹峯ネギ』は、土に埋まった白い部分の太いものがとてもおいしい。食べごろになった『鷹峯ネギ』は、この白いところにヌルッとした汁がたくさん溜まっている。このヌルッとした汁には、ネギ特有のビタミンA、ビタミンC、硫化アリルが多く含まれているのだが、苦みや辛さといったものは無く、むしろほんのりと甘い。
『鷹峯ネギ』のおいしく食べ方のおすすめは、『ネギ焼き』だ。実は、僕も、友人に勧められてやってみたのだが、とてもおいしい。簡単にその調理方法を紹介しよう。
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まず、ネギの真ん中辺り、白から青へと色が変わるところで切る。根っこがついたままのネギならば、根元からちょうど30センチくらいの長さになるだろうか。
この棒状になったネギをガスコンロの魚焼き用のグリルで焼く。調味料は一切無し。
ネギの外側の皮を剥かずに焼くのがポイント。
焼く目安は、外側の皮がちょっと焦げるくらいまで焼くこと。
ネギ全体があたたかくなる頃合を計って、ガスコンロから取り出す。ここで、焦げた表面の皮を剥ぎとる。
後は、適当な大きさに切って、好みに応じて塩やお醤油をつけて食べると良いだろう。
個人的には、ぜひ、『鷹峯ネギ』の甘さを堪能して欲しい。
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・・・調理方法と言ってみたけど、実は、とても簡単だ。
後から、表面の皮を剥ぐので、少しくらい土がついたままネギを焼いても大丈夫だ。
この調理方法のポイントは、焼くことでネギの風味を出し、ネギ全体にあたたかさを加えることにある。
このように調理すれば、鍋のときのように、ネギはクタッとならない。
ネギに含まれる硫化アリルは、タマネギなどにも含まれ、血行を良くして体を温める作用がある。ほかにも、神経を刺激することで消化液を分泌させて食欲を増進させる作用もある。しかし、長く熱にさらされたり、水にさらしすぎると、その効能が無くなってしまうので、『ネギ焼き』は、実に、体にも良い食べ方ということになる。
是非試してみて欲しい。